こんにちは、みなとです
最近質問箱でよく見かける質問があります


結論としては、どうしてもやっておきたい勉強が他にない場合、薬ゼミの山かけ講義は受けた方がいいと思います
今回は僕がそう思う理由を、105回国家試験に薬ゼミの山がどれだけ出題されたか調査した結果から解説します
なお、薬ゼミの山かけプリントは各教科【BASIC】と【NEWヤマ】の二つに分けられています
今回は特にピックアップされたヤマであるNEWヤマに注目して解説します
- いくつのヤマが当たったのか
- どれだけのコスパなのか

目次
いくつのヤマが当たったのか
結論としてはNEWヤマから6このヤマが当たりました
- 逆作動薬(インバースアゴニスト) 問26 (必須、薬理)
- インスリン デグルデク 問161(理論、薬理)
- 再生医療等製品 問75 (必須、法規)
- セツキシマブ 問239(実践、実務)
- ナルデメジン 問205(実践、実務)
- パクリタキセル 問282(実践、薬剤)
逆作動薬(インバースアゴニスト) 問26 (必須、薬理)
アゴニストの作用点に結合するが、受容体の恒常的活動を減弱させるのはどれか
という逆作動薬の定義を問う問題でしたが、ヤマカケ講義を聞いていればバッチリ取れる問題でした
インスリン デグルデク 問161(理論、薬理)
インスリンデグルデクの構造が示され、インスリンデグルデクの特徴を二つ答えさせる問題でした
特徴のうち一つに「マルチヘキサマーを形成する」という選択肢がありましたが、このヤマが当たっていました
再生医療等製品 問75 (必須、法規)
法律において、条件及び期限付き承認の仕組みが規定されているのはどれか
という医薬品や医療機器の特徴を答えさせる問題でしたが、再生医療等製品は条件及び期限付き承認の対象であるという点がピッタリ当たっていました
セツキシマブ 問239(実践、実務)
遺伝子検査に関する問題でした
選択肢の一つにRAS遺伝子に変異があるとセツキシマブの有効性が低下するというものがあり、これが当たっていました
ナルデメジン 問205(実践、実務)
下剤のうち、浸透圧を利用しているものを問う問題でした
選択肢の一つにナルデメジンが出題されました
直接正解の選択肢ではありませんが、正解率を上げるのに役立ちました
パクリタキセル 問282(実践、薬剤)
パクリタキセル製剤であるドキシル®︎の特徴を問う問題でした
選択肢の一つに、添加物に卵が含まれる旨が記載されたものがありましたがヤマによりこれを削除することができました
これも直接正解の選択肢ではありませんが、正解率を上げるのに役立ちました
どれだけのコスパなのか


調査したところ、NEWヤマで貼られたヤマの項目数は92こでした
なので的中率は6/92(6.5%)で、92この項目を覚えたら〜6点上がるということになります
これ、個人的には結構いい数字かなぁと思います
薬理なんか薬800こほど覚えても40点取れませんからね(40/800=5%)
確かに、あくまで知識を狙い撃ちにしたヤマカケ講義なので内容の理解を助けるものではないのですが…
それでも青本では見つけにくい内容などがピックアップされ、確認したうちの5%が拾えるなら受ける価値あるかなぁと思います
(個人的には、ヤマカケで出た内容が出題されて、自分だけ解けないのが悔しいので受けました)
まとめ
薬ゼミのヤマかけ講義のうちNEWヤマについて以下の内容を解説しました
- いくつのヤマが当たったのか
- どれだけのコスパなのか
以下の6このヤマが当たりました
- 逆作動薬(インバースアゴニスト) 問26 (必須、薬理)
- インスリン デグルデク 問161(理論、薬理)
- 再生医療等製品 問75 (必須、法規)
- セツキシマブ 問239(実践、実務)
- ナルデメジン 問205(実践、実務)
- パクリタキセル 問282(実践、薬剤)
ヤマを張った数92項目中6項目が的中(6.5%)なのでそこそこ効果はあります
一通り自分のやりたいことはできている人は受講するのがいいかと思います
自分がやりたい勉強(青本最後に1周など)が終わっていない人はそちらを優先でいいと思います
ちなみにプリントだけもらっておくのは大アリだと思います
国家試験前日〜当日の隙間時間に眺めるのが結構効果的だと個人的には思います
