「最近プログラミングが流行っているみたい。なんとなく興味があって勉強してみたいけど、薬学部(薬剤師)で全くの別業種だし役に立たなさそう...。勉強する意味あるのかな?」
プログラミングは便利なスキルですが、習得には多くの時間が必要であるといわれています。
時間やお金をかけて勉強するならば、業務や私生活で役立つスキルを勉強したいですよね。
プログラミングに興味はあるけど、別業界だし始めるか迷っている人もいるでしょう。
そこで本記事では
薬剤師でも中小薬局や病院ならばチャンスあり!副業にも生かせるので興味があるなら挑戦すべき
ということを筆者の経験をもとに紹介していきます。
実際、筆者は現在中規模の調剤薬局に勤めていますが、チャンスをいただき完全初心者からプログラミングの勉強を始めました。
これから、薬剤師がプログラミングを生かせるチャンスについて具体的に紹介していきたいと思います。
目次
薬剤師がプログラミングスキルを生かせる理由
業務効率化アプリケーションの作成
調剤薬局や病院の業務でも、アプリケーションを開発することで効率化できることは多々あります。
具体的には
- 物品、在庫管理
- 出退勤管理
- レジ管理
- エクセル操作の自動化
などが挙げられます。
もちろんこれらは外注してしまえば、薬剤師が開発をする必要はありません。
しかし薬局でも病院でも資金は有限ですから外注できる物には限りがあり、薬局や病院の指針によっては薬剤師にアプリケーション開発案件を任されることもあります。
特に中小規模の企業であれば自給自足していることが多いのではないかと思います。
僕の話になりますが、会社にプログラミングに興味があることを伝えたところ、故障中の備品を報告・情報共有できるアプリケーションを作ってみないか提案されました。
ありがたいことにアプリケーション開発に対しても評価をしていただけるようですので、勉強しつつアプリケーションを開発中です。
今後は勉強の経過に関しても少しずつ記事にしていこう思っています。
薬局や病院のホームページの作成
アプリケーションの開発以外にも、ホームページ作成を任せることがあります。
現在は集客・求人のためにほとんどの薬局や病院がホームページを持っているので需要はあると思います。
また、自社以外でも門前クリニックのホームページを作ることができれば、クリニックにとってもメリットになりますから一緒に開業をする提案もしやすくなります。
ホームページ作成も当然外注可能ですが、前述した通り資金には限りがありますから、自社で作成している企業も多いと思います。
副業につながる
アプリケーション開発やホームページ作成ができるプログラミングは副業でも生かしやすいスキルです。
プログラミング業務は場所を選びませんから在宅ワークに向いているからですね。
実際にランサーズなどのクラウドソーシングサイトでは、”アプリケーション”や”ホームページ”で検索すると多くの依頼が紹介されています。
しかし案件を見てみると”経験者募集”案件が多く、初心者・未経験者が受注できる案件は少ないと思います。
ここで、もし薬局などでプログラミング業務を行っていればそれを実績とすることができます。
薬局や病院の業務としてアプリケーションやホームページを制作した実績を使って案件を受けることができるのです。
未経験者は実績を作るのがなかなか難しいと言われますが、企業によっては先述のとおり実績を作るチャンスがありますので確認してみてください。
薬学部(薬剤師)からIT企業に挑戦してみるのもアリ
プログラミングに興味があるのであればIT企業に就職してしまうのもアリだと思います。
ただし申し訳ないのですが、筆者はIT業界の分析は行っていないためIT企業の良し悪しは分かりません。
ではなぜそのようなことを言えるのかというと、調剤薬局・ドラッグストアは人手不足であり、薬剤師免許があれば就職が容易だからです。
もしIT企業で失敗したとしても、やり直しがききやすいのです。
国家資格最強ですね(笑)
薬剤師免許があるのならば就職先にはまず困らないので、積極的にやりたいことに挑戦するべきだと思います。
完全初心者の筆者が選んだプログラミング言語・勉強法
- 言語:PHP
- 勉強法:本を買って独学 (よくわかるPHPの教科書 )
筆者が依頼されたのは故障品情報を共有する掲示板アプリケーションですから、Webアプリケーションに用いられる言語が適していると考えました。
また、WordPressを用いたホームページ作成にも使用できることから言語はPHPを選択しました。
勉強法は、よくわかるPHPの教科書 【PHP7対応版】| たにぐちまこと|を使って独学で頑張ってみようと思いました。
以下、Amazon商品紹介からの抜粋ですが
Chapter6では、Twitterのようなひとこと掲示板を作ります。Chapter5で学んだ、データの作成、表示、変更、削除の機能に加え、会員登録やログインの機能を備えたアプリケーションを作ります。
と紹介されており、自分が作りたいアプリケーションに近いものが作れそうだと思いこの本を選びました。
本を使った勉強法を選んだのは、辞書としても使いやすいと思ったのと、大学までで教科書を使った勉強法に慣れ親しんでいたからです。
言語を選びに迷ったときに、JavaScriptをUdemyで少しだけ勉強してみたのですが、動画なので「あれ、どうするんだっけ?」と思ったときに該当部分を探しにくいんですよね。
とはいっても初心者向けの講座であれば、基本はしっかり押さえてくれますし簡単なアプリケーションを作りながら進んでいきますので飽きにくく楽しいとは思いました。
ちなみに、スクールは初期投資としては割高だと思ったので選択しませんでした。
今後は勉強の成果や本のレビューなども報告していきたいと思います。
まとめ 薬剤師でもプログラミングスキルは生かせる
もちろんすべての企業ではありませんが、薬剤師がプログラミングを使った業務を行っている薬局や病院も存在します。
もしもそういった業務にも興味があるのならば、就職活動の際にプログラミングの知識は生かせるか確認してみるといいと思います。
また、現在は調剤薬局やドラッグストアへの就職は容易ですので、IT業界含む別業界に挑戦してみるのもアリだと思います。
本記事を読んでプログラミングの勉強を始めてみようかなと思った方は一緒に頑張っていきましょう。