本当に怖い?薬剤師国家試験の禁忌肢

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薬剤師国家試験攻略

第104回の薬剤師国家試験から、禁忌肢(いくつか選んでしまうとその他がいくらできていても不合格になってしまう選択肢)が出題されるようになりました。

受験生の中には「どんな選択肢が禁忌肢なのか」「選んでしまったらどうしようか」と心配する人もいるでしょう。僕自身も105回の国家試験が終わった後にすごく不安になり、薬ゼミの模試の禁忌肢と比較しながらどれが禁忌肢だったか予想をし、ブログ記事を書きました。

105回 薬剤師国家試験 禁忌肢予想

この記事は国試の翌日に書いたのですが、その後2日で10,000回ほど読まれまして、多くの人が禁忌肢に対して不安・関心を持っていることが分かりました。しかしこの禁忌肢、本当に心配する必要があるものなのでしょうか?

結論を言ってしまうと、特に心配する必要はありません

本記事ではそう考える理由を紹介し、受験生が禁忌肢を過度に心配せず幅広く勉強に取り組めるようお手伝いしたいと思います。

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理由① 禁忌肢は2つまで選択可能

薬剤師国家試験の合格基準は毎年厚生労働省が発表しています。

105回薬剤師国家試験合格基準及び正答について

104回105回ともに禁忌肢選択数が2つ以下で合格とされています(すなわち3つ以上選択で不合格)

言い換えると、2つまでは選んでしまっても大丈夫ということです。

ドボン問題なんて言われているので、選んでしまったら終わりという認識を持っている人もいるかもしれませんが、そういうわけではありません。

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理由② 薬ゼミなど大手予備校が気にする必要はないという見解

「え、薬ゼミが国試作ってるわけじゃないでしょ!?大丈夫なの??」

と思うかもしれません。たしかに薬ゼミは国家試験を製作していません。ではなぜ薬ゼミの見解が信用できるかというと、情報収集力が高いからです。

これは105回国家試験から始まった制度なので知らない人も多いのですが、国家試験の点数個票が配布されるようになりました。

これには自分が選んでしまった禁忌肢の数も記載されているため、もし禁忌肢を3つ以上選んだことが原因で不合格になってしまった場合はそれが分かるようになっています。

薬ゼミはほとんどの薬学部で講義を行っておりますので、禁忌肢落ちの受験生が多ければ必ず情報をキャッチするでしょう。また、そういった受験生の情報があれば「気にする必要はない」とはせずにある程度の対策を講じるでしょう。

しかしそうはなっていないので、禁忌肢が原因で不合格になった受験生の情報が入っていないか、入っていてもごくごく少数であると考えられます。

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理由③ 適応禁忌・併用禁忌であっても禁忌肢になるとは限らない

105回の国家試験では、国家試験が終了したすぐ後に5ちゃんねる掲示板で

「イトラコナゾールとダビガトランやリバーロキサバンが併用禁忌だから禁忌肢だ」

「アセタゾラミドは腎不全には禁忌だから禁忌肢だ」

などの予想が立てられました。僕自身もこれらを選んでしまい不安を感じましたが、先ほど挙げた個票のとおり禁忌肢選択数は0でした。つまり添付文書で併用禁忌となっていたとしても、国家試験で必ず禁忌肢となるわけではないと言うことです。

105回の結果が出るまでは禁忌肢を選んだ数が公開されなかったので分かりませんでしたが、105回の結果で判明しました。

実はこの理由には心当たりがありまして、それは実臨床では適応禁忌・併用禁忌であっても投与する場合もあるからです。これは実臨床でないと経験できないので分かりにくいですよね…

僕自身が経験した症例では

  • アスピリン喘息にアセトアミノフェン
  • 糖尿病にオランザピン
  • 前立腺肥大症にジフェンヒドラミン

が投与されていました。もちろん添付文書上は禁忌なので疑義照会は必要ですが、相談した結果経過を観察しながら投与するということもあります。

国家試験でも「~の投与を医師に提案する」といった選択肢がありますが、こういったタイプの選択肢であれば大丈夫なのではないかと思います。逆に言えば、薬剤師の独断や監査漏れで投与してしまった場合は禁忌肢になるかもしれません。

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まとめ 上位70%に入るための勉強をしていればOK

現状では禁忌肢で落ちた報告はありませんし、先にあげた理由から何でもかんでも禁忌肢になるわけではありませんから不安になる必要はないと思います。それよりも受験生の中で上位70%に入れるよう、なるべく効率の良い所で点数を積み上げていくことの方が重要です。正解を選べるようになることで間接的に禁忌肢を避けることもできますからね。

後は実習を通して学んだであろう、医療人としての適切なふるまいを思い出し、倫理観の欠ける選択肢を選ばないようにしましょう。実習で学ぶことは、当たり前すぎて青本では記載されていないこともあります。もしあなたが実習を控えた学生であれば、実習の内容も国試にしっかり出ますので学べることはしっかり学ぶようにすることをおすすめします。

それでは国家試験にむけて頑張ってください。

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コメント

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